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鳥取県議会平成 28年 2月定例会での質問② 「観光振興について」

「観光振興について」

 ○12番(松田正)
大山開山1300年祭に向けての諸課題について、まず伺います。平成30年に大山開山1300年祭が予定されており、さらに先日、大山エリアの日本遺産への登録を大山町、米子市、伯耆町、江府町の1市3町が連名で文化庁に申請されました。また内田博長議員の6月定例会代表質問にありましたように、冬季国体の開催も含めた機運が高まりつつあり、県西部はもとより、我が県そして中海圏域において、観光面での一大イベントを大成功に導くべく、準備に余念がないものと思うわけでありますが、そうした準備に並行して考えなければならない課題について質問したいと思います。
 まず、周辺道路の渋滞の課題です。近隣住民の皆様からは、さらなる渋滞の発生を懸念する声が持ち上がっております。現在でも特に米子東インターチェンジ付近での渋滞は慢性化しており、紅葉時期、またバーガーフェスタなどの大きなイベント時期には、県道米子大山線、いわゆる大山観光道路を含めた周辺道路に大きな渋滞が発生しております。こうした状況から、農繁期の移動、また生活道路としての機能に著しく支障を来している状況であり、この問題を放置したままでは大きなイベントの際に周辺道路が麻痺するのではないかとの懸念を抱くわけでありますが、こうした状況にどう対処するか、平井知事、そしてあわせまして山岸警察本部長に伺います。
 次に、大山博労座駐車場の課題であります。本年は大変な雪不足ということで、大山周辺スキー場への入り込み客が減少し、大きな打撃を受けているということは皆様ご案内のところと思います。
 さて、大山博労座駐車場は、平成17年7月から観光客の減少にあった大山周辺における観光振興対策として、それまで有料としていたスキーシーズン以外は無料化が実施されておりますが、冬季については、他のシーズンと比較して除雪の費用などの管理経費がかかるためなどの理由から有料とされております。鳥取県立大山駐車場の設置及び管理に関する条例に基づいた指定管理に関する協定書により、その有料部分、駐車場に係る収入のうちの16%が県に納入されている状況であります。
 大山周辺スキー場において、駐車料金が有料であるのは基本的に大山博労座駐車場のみであり、ゲレンデへのアクセスの不便さもあり、利用客に敬遠されておるという事実は長年語られてきたわけでありますが、私は、大山開山1300年祭を機に冬季無料化についても検討すべきではないかと考えますが、平井知事の所見を伺います。
 あわせて駐車場の管理者のホスピタリティーについてでありますが、県民の方よりこうした声が届きました。駐車場係員の方にゲレンデの状況を聞いたところ、私は知らないから、上に上がってからで聞いてくれと言われたとのことで、大変立腹されておりました。現在は指定管理に出されておるわけでありますが、県所管の施設においてこうした対応がなされることは、私はいかがなものかと考えます。
 先ほど藤井議員がおもてなしの心について質問されまして、知事も答えられましたが、大きなイベント、オリンピックもありますが、大山1300年祭に知事も触れられました。こうしたイベントに向け、ただいまは駐車場の方の例を用いてお話しさせていただきましたが、全ての県民がおもてなしの精神、ホスピタリティーを持つことがこれから大事になってくるのではないかと考えております。
 駐車場の話に戻りますが、来シーズンに向けまして、駐車場管理者のホスピタリティーについて、県としてどういった対応をなされるか、平井知事に伺います。

○知事(平井伸治)
大山に上がる道路の周辺の渋滞につきましてお尋ねがございました。これにつきましては、議員もおっしゃるように、これから大きなイベントを考えているわけでございまして、大山1300年祭、この中身をこれからきちんとしていった上で、世の中にPRをしていくということになります。
 これに限らず、例えばバーガーフェスタであるとか、また紅葉のシーズンであるとか、ゴールデンウイークですとか、実は、大山の場合は山のそういう自然景観だとか行事で大分交通量が変わります。ふだんは割とすんなり行き来ができるわけでありますが、土日祝日でそこに行楽客が乗っかりますと、厳しい混雑につながるようでございます。
 これは後ほど多分、県警のほうからいろいろ話があるのだと思いますが、地元の事情からいっても、あそこにAコープの尾高のお店があって、そちらの御利用をされる方の交通もございますところにいろいろな信号のぐあいとかもありまして、今の混雑があるということであります。私自身もそれに巻き込まれて結構時間がかかって、行事に間に合うかどうかで随分はらはらした記憶が何回かございます。米子のバイパスのほうからおりてくるところ、それから海のほうからやってくるところを含めて、淀江岸本線があるわけです、そこに信号がまずございまして、さらにそれからガードをくぐるといいますか、高速道路をくぐってまた信号があり、それから大山の入り口のところで信号があり、それは割と比較的近い位置関係なのです、これはやむを得ないところではあるのですけれども、そこで毎度おなじみのやはり混雑が発生して、 1.5キロぐらいにわたりまして混雑をしていくこともございます。私もこれから行楽客を集めていく、観光の立県を進めていく上でもこれは大事な問題だと思いますし、香港のお客様などはFITで、結構高速道路を利用されながら周遊をされるレンタカー派なのです、そういうように海外客などもまた乗っかってくる可能性があります。
 幾つか対策は考えられると思いますが、一つは、砂丘でやっているように交通を分散させるやり方。大山スマートインターチェンジができました。また、私自身も家族で行くときなどはよく溝口のインターのほうを逆に利用したりするわけであります。また、大山の手前のほうで、鳥取側からいきますと大山のインターチェンジがありますので、そちらから上がっていってもそのど真ん中に入っていけるわけでございまして、さらに言えば、赤碕方面から香取開拓村を抜けて入っていく道筋などもありまして、そういうように分散していくといいわけでありますが、観光客の場合はナビで入ってくるものですから、ナビが米子東インターチェンジから誘導しますと、みんなそこに集中してしまうということになります。そのようなわけで、看板などを立てて、多客期に誘導するというのは一つであろうかと思いますし、信号のぐあいであるとか、あるいは右左折のレーンであるだとか、ある程度やりやすい措置もあろうかと思います。そういう対策を念頭に置きながら、これは県警さんと協働でできればと思いますが、ゴールデンウイークの多客期に調査をして、実態を踏まえた対策につなげていきたいと思います。
 次に、大山の博労座の駐車場につきまして、何点かお尋ねがございました。
 これにつきましては、詳細は生活環境部長のほうからお答えを申し上げたいと思います。
 ことしは残念ながら雪不足がありまして、大山のスキー場のほうも大変な状況ではありますけれども、大分その努力をしてお客さんをふやされてきたことに敬意を表させていただきたいと思います。
 先般スキーの大会がございまして、スキー連盟の会長さんと一緒にそちらの大会のほうに出席をさせていただいたときにゲレンデの中を見させていただき、最近の改善の話を伺ったところです。例えば、豪円山のところで言えば、ファミリー層向けのそりなどの遊べる場をつくったり、実は、県が経営していて大赤字になって手放したわけでありますが、豪円山ロッジがありますけれども、それも今は1日 1,000円ですか、お年寄りの方がお孫さんを連れて遊びに来たときに、そこで待合といいますか休憩スペースで使う、それが結構はやっていたり、レストランも大にぎわいだったり、そんなような改善があったり、またリフトも途中で遮断されることなく上から下まで滑れるように、これはホワイトリゾートさんが工夫をされてやっていることがあったり、大分スキー場としてお客さんをふやそうという努力が実ってきています。
 ことしはちょっと切れるかもしれませんけれども、私が就任する前は13万人ぐらいだったのが、今は20万人台に確実に乗ってくるようになってきております。そういうように飛躍的にふやしてきていることでありまして、そのホスピタリティーとして、駐車場は大切なポイントだろうと思います。
 この料金政策については、これは後ほど詳しい話があると思いますけれども、いろいろないきさつがありまして、もともと自然公園財団があそこの駐車場を管理していました、そうしたら地元で不満が爆発したわけです。それは、自然公園財団が料金設定をするときに、当然ながら自然公園財団全体の運営費に充てるわけでありまして、上納金的なお金も乗せて駐車場を取っているわけです。ですから、それではいけないということで、何とかしようと。最終的には、地元に対する管理委託でやると。これは大山観光局が今は受け皿になっていらっしゃいますけれども、自治会が中心になりましてそうした受け皿をつくっていただき、今はそこで運営をしていただいております。その料金は、私どもの設置管理条例も含めまして、地元で決められるようになっております。その地元のほうで決められる料金で、それで実は夏場も含めた人間を抱えていらっしゃるということもございまして、また、片方で除雪費用は必ずかかりますから、その除雪費用ということもございますので、単純に無料化というのも難しいのかもしれません。しかし、地元のほうでどういうふうにお考えいただけるか、きょうの議論もお伝えをしてまいりたいと思います。
 また、ホスピタリティーのことにつきましての課題もあるということでありまして、きょうのお話も伝えながら、関係者で取り組んでいただけるようにと思います。
 ただ、地元でもいろいろ頑張っておられるのも事実でありまして、いろいろな行き違いもあるのかもしれません。ぜひ多くの方々に大山を楽しんでいただけるような、そういう体制を官民協力してつくっていければと思います。
 それから、台湾につきましてお話がございました。台湾について、議員のほうでも交流に参画をいただき、また県議会でも向こうのほうへ訪問されたり、その育てていただいていることに感謝を申し上げたいと思います。
 そういうことのあらわれだと思いますが、台湾からのお客様が非常にふえてきております。鳥取県内の空港に乗り入れなくても、岡山イン、アウトなど、大分観光ルートが定着をしてきたと思います。ですから、そうした意味で交流をこれから盛んにしていかなければなりません。
 このたびの台南市での地震には、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。
 実は、台南はこのたびチャーターフライトを飛ばしてくださいました。それで、台南市長もそのときにお見えになってお会いするはずだったのですが、たしかデング熱か何かだと思いますけれども、ちょっと地元で流行する病気の関係があって、急遽来れなくなったわけであります。そんなようなことの中で今回の地震がありまして、大変に心配をいたしております。
 実は、鳥取県は台中市と交流をさせていただいております。この交流も4年前ですか、私も台中市長とお会いをさせていただいたり、おととしも台湾を訪れた際に副市長とお会いをさせていただいたり、交流を続けようということで確認しております。また、台中市のほうに2月のランタンフェスティバルに本県から参加をするとか、青少年の交流であるとか、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、3月の半ばにはチャーターフライトのことを利用しまして、台中市で観光の商談会等を開いたり、そういうことも予定をさせていただいております。
 台中市側も今は政権交代がありまして、前の市長から今の民進党の市長にかわっておられます。そういう意味で、また改めて交流の道筋をつけていかなければなりませんが、今のところは非常に向こうも積極的でございまして、大きな課題はないのではないかと思っております。また、自転車を通じた西部での交流であるとか、それから今度、コナンのミステリーツアーを台湾向けにも発売をしていこうとJRと話をさせていただいたりしているなど、ぜひ台湾との交流を進めてまいりたいと思います。

○生活環境部長(中山貴雄)
私のほうから大山博労座駐車場の無料化とそれからホスピタリティーの件につきまして御答弁を申し上げます。
 知事も申し上げましたように、どうしても博労座の駐車場の指定管理の経緯でございます。平成16年、この当時は自然公園財団がこの駐車場を管理しておりましたが、その際、観光客の増加対策ですとか、あるいは駐車場の接遇向上といったようなことが、また財団本部の上納金問題等もございまして、大山博労座駐車場を考える会というのが地元を中心に結成されて、そのあり方が検討されたところでございます。そういったような中で管理のあり方ですとか、あるいは地元への還元のお話ですとか、そういったことをもろもろ御検討されて、17年6月から県としても管理運営方式に指定管理制度を導入して、当時は大山観光協会でございましたが、現在の財政観光局に指名指定をして、以後、管理をいただいておるところでございます。このときにグリーンシーズンを17年の7月から無料化をしております。
 その際、やはり御検討いただいたのが、全シーズン無料が理想ではございますが、やはり冬季の除雪の管理費ですとか、あるいはグリーンシーズンの振興とか管理に関する経費、そういったところで全額の全シーズン無料はできずに、できる限り低価格料金を設定したというようなお話を聞いております。途中、平成22年に平日の駐車場を半額にいたしております。このときのスキー場の入り込み客低迷の打開策として行ったものでございますが、この際にも大山観光局とそれから大山ホワイトリゾートがお話をされて、ホワイトリゾートの御協力のもとに半額化がなされたというふうに聞いております。
 この無料化を行います上には、当然その除雪ですとか安全誘導策、またグリーンシーズンの扱いをどうするかということを財源も含めて御検討が必要かと思います。設置管理運営条例のスキームによりますと、もともと利用料金は指定管理者、これは大山観光局でございますが、知事の承認を得て定めるというような形になっておるところでもございますので、きょうの御議論とかいったようなお話とかもしっかりと指定管理者のほうに伝えながら、議員からのお話もありました大山1300年祭を迎えて観光誘客をどう図っていくかということも当然重要でございますので、全体を総合させていただきながら、今後の誘客対策の一環として議論等を行わせていただきたいと思っております。
 また、ホスピタリティー対策でございます。大山観光局が指定管理者になって約10年を経過いたします。若干最近はスキー場の利用客数も持ち直しつつありますが、やはりお話を聞きますと、まだまだ改善の余地、ホスピタリティーを改善し、利用者の視点に立ったさらなるサービス改善等は今後も引き続き求めていかなければならないかというふうに思っております。
 対策といたしましては、例えば駐車場の運営マニュアルをどう改善していくかですとか、あるいはどうしても駐車場の係員の方とゲレンデ情報の共有をどうやってとっていくとかと、そういったような現場に合わせた対策を考えることが必要かと思いますので、同じく1300年祭等にあわせていろいろなおもてなし策を観光局のほうでもいろいろお考えというふうにお聞きしておりますので、そちらのほうとも十分意見交換をしながら、さらなるサービス向上策あるいは利用者の視点に立ったサービスの改善策を練っていきたいと考えております。

○警察本部長(山岸一生)
松田議員の一般質問にお答え申し上げます。
 イベント時の大山周辺道路の渋滞対策についてでございますが、県警察では、交通の安全と円滑を確保するため、信号機や道路標識などの交通安全施設の整備を推進しておりまして、車両感知器等で収集した交通量や走行速度などのデータを分析し、その分析結果に基づき信号の制御や交通情報の提供を行うとともに、地域の交通実態を踏まえた交通規制に努めているところです。
 委員が御指摘の大山周辺道路の渋滞問題については、特に言及されました米子東インターチェンジ付近も含め、大山開山1300年祭に向けて、県警としても交通の安全と円滑の確保の観点から強い関心を持っているところです。
 昨年は渋滞問題解消などを目的として、紅葉時期に大山で実施されたマイカー規制の社会実験に参画し、道路管理者などと連携して交通情報板やチラシなどを活用した広報や迂回誘導などを実施したところです。
 県警察としては、本年のゴールデンウイークなどの行楽期、観光シーズンを中心に、大山周辺道路の交通状況をよく監視し、道路管理者と協力して交通量や交通利用を把握、分析した上で、渋滞の発生が認められた場合には、信号機の手動操作や信号サイクルの調整により、その緩和を図ることとしたいと考えているところです。
 今後はまた調査によって得られたデータの分析結果に基づき、周辺道路の交通の円滑化の観点から、刻々と変化する交通状況に適切に対応した信号サイクルとするために、管制エリアを大山入り口交差点まで拡大して集中制御とすることや、大山開山1300年祭などのイベントにおいて多数の観光客等の来訪が予想される場合には、開催期間中に限定して交通規制を実施するなど、関係機関からの御意見も参考としながら交通渋滞の緩和等、交通の安全と円滑を図るために交通環境の実態に応じた最適な方法を検討してまいりたいと考えております。

 ○12番(松田正)
観光振興ですが、渋滞問題です。こちらも先ほど知事が言われたような対応をしていただければいいのではないかと思いますが、やはり米子東インターに集中しないように、上のほうから東のほうに行かれる方は大山町のほうに振り分けていただくとか、今から道路をつくれといったって無理ですので、そういったソフト面の対応をしていただければと思いますので、警察と協力しながらぜひよろしくお願いしたいと思います。
 続いて、スキー場、駐車場ですが、こちらも意を酌んでいただけたと思っておりますので、御検討いただければと思っております。本当に、おもてなしの精神を持ってこういった一大イベントに向かうことは大事だと思いますので、こういった小さいことから積み上げていっていただければと思いますので、御期待申し上げたいと思います。
 そして、台湾交流ですが、こちらもよろしくお願いいたします。


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