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鳥取県議会平成27年 9月定例会での質問①

9月議会の質問をアップします。

◎観光施策について 【知事、警察本部長】
 ・スポーツを通じた誘客について(特にサイクルツーリズムについて)
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○12番(松田正君)スポーツを通じた観光誘客について質問いたします。先日の野坂議員による自由民主党代表質問への答弁の中で、平井知事は、スポーツツーリズムは本県の切り札になり得るとの見解を示されました。先議会において、私はスポーツ振興の重要性について述べさせていただきましたが、きょうは観光という切り口でスポーツの振興について議論させていただきたいと思います。
 先般提示された地方創生に向けてのとっとり元気づくり総合戦略案では、住んで、訪れてよかったと誇れる鳥取県との基本方針が掲げられ、政策分野、観光・交流の項目における目指す5年後の姿において、サイクリング、ウオーキングなどのスポーツツーリズムの環境が充実し、本県発祥のグラウンドゴルフやとっとりマラソン等に国内外から多くの方が参加されるほか、スポーツコンベンションが数多く開催され、スポーツを通じた観光・交流が活発となっておりますと記載されております。冒頭申し上げました知事の見解に見られますように、本県の豊かな自然環境を活用したスポーツツーリズムの有効性は、過去においても議論されてきたものではないかと推察いたしますが、未来に向けても我が県の地方創生のまさに切り札であると私自身も考えております。
 先ほど申し上げましたとっとり元気づくり総合戦略案の中で複数のスポーツが取り上げられておりましたが、私はきょう、その中でもサイクリング、サイクルツーリズムについてお伺いしたいと思います。
 皆様に御案内のとおり、国内外でサイクリングは大きなブームとなっております。本県においてもツール・ド・大山、鳥取県サイクルマラソン大会、大山マウンテンバイクカーニバル大会、サイクルカーニバル in YODOEなど、県内各地でさまざまなサイクルイベントが開催され、多くの県内外の皆さんが参加されております。また皆生トライアスロンや大山シートゥーサミットなど、サイクリングを含んだイベントも大きく開催されており、これらのイベントには県外からも多くのリピート客が参加されております。こうした現状を踏まえ、サイクルツーリズムをさらに発展させ、外国人を含んだ観光誘客を図るべく、今後県として、より積極的に関与していただきたいというのが私の思いであります。
 県としてもエコトラックなどのハード整備を含めた取り組みや、私、そして野坂議員も所属しておりました米子市議会観光振興議員連盟とJR西日本さんとの連携事業として行ったサイクルトレイン、これは列車内に自転車を持ち込み、観光地まで列車で移動し、サイクリングを行う、また中山間地まで移動し、ダウンヒルを行うといった事業でございました。こうした実証実験に対し御協力をいただくなと、近年においては、県は積極的にサイクルツーリズム関連事業を展開されているという印象を受けております。
 ここでお伺いいたします。地方創生成就に向けてのサイクルツーリズムを内包する可能性についての知事の所見、そして本県のサイクルツーリズムの現状と課題点についてお聞かせください。また、エコトラックなどのサイクリング環境整備の取り組み状況についてお聞かせいただきたいと思います。

○知事(平井伸治君)(登壇)松田正議員から3点にわたりまして御質問をいただきました。
 まず、サイクルツーリズムにつきましてお尋ねがございました。これにつきましては、議員のほうからも観光の可能性、このようなサイクリングの可能性について熱弁を振るっていただきましたけれども、これから新しい観光の領域として重要だろうというふうに思います。
 大分トレンドが変わってまいりまして、ここ5~6年でしょうか、世界中でそうしたブームがやってきたように思います。特にこのアジア地域におきましてもしかりでございまして、台湾であるとか韓国であるとか、そうしたところからもお客様が来られます。今、毎週のようにDBSクルーズフェリーがやってきますけれども、その中にもサイクルツアーがございまして、大山の周りを走る、これが船でありますので自転車を持ち込めますから、そうした意味で優位性があるということだと思いますが、そうしたツアーも決して珍しくなくなってまいりました。
 また、台湾のジャイアント社関連のツアーもこちらのほうに招致をさせていただきましたが、中海・宍道湖圏域をぐるっと回るツアーや、あるいは大山の周りを回るツアーにつきまして、そのコースとしての優位性を感じていただいて、評価もいただいたところでございます。
 つい先立っての9月20日には淀江サイクルカーニバルがございまして、これで 360人ぐらいお集まりになったと伺っておりますが、そのうちの 100名ぐらいは県外の方でいらっしゃいまして、ツーリズムとしてもこういうものが成立をすると、それも身近なところでできるということではないかと思います。
 淀江において、私も商工会の青年部の皆さんと出会ってお話をさせていただいたこともございますが、もう平成14年ぐらいからですか、ずっとこれをされておられまして、老舗として皆さんでまちおこしとして取り組まれていますが、多くの方に愛されている、そういうサイクリングの場となっているわけであります。ツール・ド・大山であるとか、それからまたシートゥーサミットやトライアスロンなど関連の競技も含めて考えれば、多くの関連の地域が鳥取県西部を中心として、かなり広がりを持って成熟してきているところです。
 最近、皆生・大山のツアーデスクを中心として呼びかけも進み、コグステーションと言われるところ、あるいはサイクルカフェと言われるようなところ、こういういわばエイドステーションというか、サイクリストを支える地域のインフラが整い始めております。これは非常に大きなことでありまして、さらに空港の中でも米子鬼太郎空港で着がえて、すぐに、最近はばらばらにして自転車を送られて、それを引き取って、すぐまた組み立てて出かけるというのが常態化しているのですが、そういうためのスペースも整備をさせていただきました。また、一畑さんだったかで、あそこで荷物を配達をしてくれると、それでサイクリストのサービス、サポートをするという、そういう事業も現実化しております。
 そういう意味で、これからもサイクリングの整備が必要でございますし、例えば、白砂青松の松原を走るような、弓ケ浜の中のサイクリングコースの整備だとか、ハード面も含めて取り組みを強めてまいりたいと思います。
 実は先般、広島のほうに参りまして、尾道を視察させていただき、広島県知事とも知事協議をさせていただきました。あちらはこのサイクリングでの地域振興で、愛媛と一緒に取り組まれておりまして、一日の長がございますし、サイクリストの人口も多い、観光客も多いと思います。幾つか若干やはり違いもある。例えば、レンタサイクルをする、そういうキャパシティーなどのことで言うと、やはりあちらは圧倒的に多いところがありますし、ジャイアントがその営業所を持っていまして、その橋を渡り始める沿道のところにそれがあるものですから、そこで万が一のときの整備などもプロがチューニングをするという、そういう体制も整っていたり、また、サイクリストがそのまま泊まれるように工夫をしたホテルであるとか、いろんな仕掛けができているわけです。鳥取県も実はそうした尾道今治ルートになぞらえながら、道路上の標識整備などを進めてきましたけれども、やはりまだまだ我々も追いついていかなければいけないところもあるなというのも正直感じたところであります。広島県知事とも意見交換をしましたけれども、いずれはツール・ド・ジャパンと言われるぐらいにルートをつなげていけるようにして、サイクリストを世界中から呼び込もうというような壮大な話もしてまいったところであります。これからいよいよこうした観光も深まってくると思いますので、鳥取県としても地域と、あるいは関係者と協力をして体制づくりを急ぎたいと思います。

○12番(松田正君)サイクルツーリズムでございますが、知事がるる御答弁をいただきましたとおり、私と同じような認識でございまして、本当にこれからしっかり進めていただきたいというふうに思います。
 ただ、過去において、皆生温泉のコグステーションですよね、当初は観光センターの前の一角であったのですけれども、今は華水亭さんの中で細々とやっておられるというような状況でございまして、これはエコツーリズムの拠点として設置されたものであるのですが、ちょっと見えにくくなっておるなというところが、そういった声を市民の皆さん、県民の皆さんから聞いたところもございますので、いい取り組みはぜひ、どんどんどんどん続けていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 さて、先ほど台湾また韓国のお客様からのそういったサイクリングツアーの引き合い、また御利用がたくさんあるというふうに御答弁いただいたわけですが、国土交通省は今、最近ですが、外国人誘客も目的に含んだナショナルサイクルロードの認定に向けた動きが始まっております。それは全国で30ルートございまして、本県においてはツール・ド・大山ルート、そして中海周回ルートが候補地に入っております。30件の中の2件が本県の関係するルートであるということでございます。そして、国交省は、この30ルートの中から世界に誇れるものを抜き出して認定するというふうに今は見解を述べられていらっしゃいます。
 認定については、ちょっと僕がネットで引っ張ってきた資料なのですけれども、サイクルルート、ある程度の距離が整っておるという条件でありますとか、一定の間隔でトイレがありますとか、マップホームページがある、地域の資源の中を、沿道にそういうものがある。また、今後の発展性も考慮するということで、将来計画の有無等々もこれからその審査の中に入ってくるというふうに言われております。まだこれも立ち上がったばかりでございますので、詳しくは決まっていないというところではございますが、ぜひこうした動きを捉えていただきまして、県としてもどういうふうに動いていただければいいのかなというふうに今、考えております。そういったことで、こういった国の動きを捉えて、県としてどう考えて動いていかれるのか、御所見をお聞かせください。
 また、サイクルツーリズムを本県の地方創生における観光の目玉とするためには、先ほどサイクルトレインの話をしましたが、ことしはバス路線も活用して、そういった事業を行うというふうに伺っております。そういった実証実験を行うというふうに聞いております。鉄道のみならず、バス路線を含んだこういった公共交通機関とのしっかりとした連携がとれた、鳥取でしかできない、そういった観光メニューを提示することが私は大事ではないかなというふうに考えております。
 そして、こうした取り組みを成就させるためには、県においては観光担当部局はもちろんではございますが、私が思いつくだけでもスポーツ振興部局、そして道路標識等々あれば、道路部局も関係してまいります。そして、先ほどの答弁の中でも、広島県知事とお話をされたというふうなことを御説明いただきましたが、そうなってくると広域連携部局も関係してまいりますし、あと道路の使用許可とか、そういったことになれば県警も関連が発生してくるというふうに、私がちょっと考えただけでも思います。これだけ多くの部局が関連しているわけでありますので、さらなる横の連携が不可欠であり、絶対条件であるというふうに私は考えておりますが、これについても知事の御所見をお聞かせください。
 もう1点ですけれども、先ほど申し上げましたように、県民主体で長年続いております地域のサイクルイベントはたくさんございます。淀江のことを御紹介いただきましたが、これは来年で25回目を迎えますが、もっともっと長いことやっておられるイベントもございますので、そういったイベントなどについて、今後のサイクルツーリズムのさらなる機運醸成、また底辺の拡大を目指し、実態調査あるいは情報発信の支援、または財政的な支援についても、でき得ることについててこ入れを図っていただければというふうに考えるわけですが、こちらについても知事の御所見をお聞かせください。
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○知事(平井伸治君)松田議員からサイクリングにつきまして、重ねてお尋ねがございました。
 まず、ナショナルサイクルルートについては、これは今は国土交通省のほうで2回研究会をやったところでありまして、まだ実態はちょっとどうなるかわかりません。我々も非常に関心を持っているのですけれども、これはまだ国のほうに問い合わせても、別に30ルートを決めたわけでもないとか、いろいろなことを言っておりまして、まだとりあえず勉強中だというスタンスのようでありますが、私どもとしては、ぜひそうしたルート設定の中に本県のものも含まれるように働きかけをしていきたいと思いますし、議員が今、御指摘ございましたけれども、それに向けては、例えばトイレなどの休憩施設整備であるとか、さらに段差があるとか、溝があるところは解消をしなければいけないとか、いろいろその条件づけもありますので、そうしたことをまた同時並行で、我々のほうでもルート設定に向けて動いていく必要があると思います。その辺をぜひやらさせていただければありがたいというふうに思います。
 また、そのほかの課題につきましても、いろいろ観光振興の観点でお話がございましたが、詳細は局長の吉村のほうからお答えを申し上げたいと思います。
 いずれにいたしましても、さまざまなところで今、いろいろな大会もあり、機運醸成を進め、それを上手につなげていくことでサイクリストたちの聖地としての鳥取県、これをつくっていく必要があると考えておりまして、部局横断的にプロジェクトチームを設定させていただいて、そうしたサイクリストが旅をしやすい環境づくりを進めてまいりたいと思います。

○観光交流局長(吉村文宏君)サイクルツーリズムをさらに一層推進するための若干の課題等を御説明させていただきます。
 先ほど知事のほうからしまなみ海道の取り組みも御説明いたしましたが、さらにパンクでありますとか、そういった際の救援システムの構築でございますとか、そういったことも求められるところでございます。そういった場合には、例えば、レスキューのためのタクシー会社との契約とか、そういった取り組みも先進的なところではなされているところでございます。あるいは、知事が申しましたように、道路、交通量の多い場所での道路の安全な走行のための自転車道の整備等もございます。そういった課題は数々ございますので、一体的な関係部署の連携によって、さらなる推進を進めていきたいと思います。

○12番(松田正君)非常に前向きな御答弁をいただきましたので、今後に期待をしてまいりたいというふうに思います。
 本当に知事が切り札だと言われておりますが、元気づくり総合戦略の15ページを見ますと、5年後の姿を目指すための具体的な施策の一つとして、ジャパンエコトラックを活用した体験メニューの拡大及びサイクリングロードの整備というふうにも記載されております。ぜひ任期中、全力を傾けていただきましてやっていただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。


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