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平成23年9月議会 質問内容です②

②緊急の重点政策について
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松田)緊急の重点政策についてについてお伺いしたいのですが、市長のマニフェストの最大のキモである「7項目の重点政策(マニフェストを読む)」これらの項目について市長自身、現時点で出来たこと出来なかったことの総括をして頂きたいと思います。

市長)次に、「重点政策」の総括についてでございますが、米子駅のバリアフリー化につきましては、平成23年3月に、エレベーター、エスカレーター、多機能型トイレの設置などの工事がすべて完了しました。Is値0.3未満の耐震度の低い全ての小・中学校、保育園についての耐震補強対策につきましても、22年度中にすべて完了しました。
また、中海圏域4市の将来像や目標、取り組むべき方向性を示した「中海圏域振興ビジョン」も、22年3月に策定し、将来像の実現に向けて各種事業を実施しております。
中心市街地の賑わい創出につきましては、図書館・美術館整備事業や、公会堂の耐震整備に向けた取組みが進んでおり、「中心市街地活性化基本計画」の計画事業67のうち63事業が着手又は完了となっておりまして、商店街の整備や高齢者専用賃貸住宅を核とする複合施設の新設など民間事業者の協力を得ながら、着実に進捗しています。
市道安倍三柳線につきましては、工事の再開に向けて、調査、地元関係者への説明、関係機関との協議などを進めているところです。
「子育て世代の負担軽減。介護予防と地域福祉の実現」につきましては、「子育て安心ダイヤル」の開設、特定健康診査などの受診方法の啓発、健診後の保健師の訪問による保健指導、高齢者ライフサポート事業など、実現したものもございますし、待機児童の解消のように、たとえ目標を達成したとしても、新たなニーズの発生に伴い、さらなる整備を求められることが想定されるようなものについては、ゴールを設定せずに継続的に取り組んでいく必要があると考えております。
「農業対策を含めた経済の活性化。中小企業対策と緊急雇用」につきましては、流通業務団地の利用率の向上、企業誘致、借換融資制度の拡充、緊急雇用の創出などとともに、耕作放棄地の解消、担い手の育成、農業基盤の整備など農業振興策に取組みを進めております。
施策ごとにスピード感や進捗度に違いはありますが、全体的には着実に進展しているものと考えております。


松田)米子駅のバリアフリー化は完工していますし、学校・保育園の耐震化については私も大いに評価しています。しかしその他の項目については本当にその評価で良いのだろうかとの感覚を持たざるを得ません。時間の都合もありますので、全てに言及できませんが、特に安倍三柳線の工事再開、経済政策・農業政策、子育て支援の一部についての評価には大きな違和感を憶えます。
安倍三柳線については後の項目で振れますので、ここではまず、経済政策、農業政策、進捗についてお伺いしますが、私には経済・農業について顕著な成果が上がっているように感じないのですが、市長の認識をお聞かせ下さい。

市長)はじめに経済政策についてでございますが、米子流通業務団地への企業の進出につきましては、分譲価格の引き下げや事業用定期借地制度の導入、立地規制の緩和などの対策を実施してきた結果、申し込みも含めて現在83.9%まで利用率を上げることが出来ました。崎津がいなタウンにつきましては、ボートピアノ進出やメガソーラー発電所の誘致計画もございますので、引き続き積極的に取り組んで参りたいと考えております。企業誘致につきましては、平成22、23年度各1社の誘致を実現致しました。中小企業対策・雇用対策につきましては、借款融資制度の拡充等を行い、中小企業の経営の安定をはかるとともに、緊急雇用対策事業により、2年で延べ572人の新規雇用を創出いたしました。したがって、経済対策につきましては、若干の遅れ等はございますが、順調に推移していると認識しています。
次に、農業政策についてでございますが、本市では農業振興対策としまして、担い手対策、耕作放棄地対策、地産地消特産品の振興対策、土地基盤整備対策等の様々な振興策に取り組んでおります。これにより新たに認定就農者として12名、認定農業者として再認定を含めて31名を認定しておりますし、弓浜部の畑地を中心に、約30ヘクタールの耕作放棄地の解消、利用権設定による等による、約146ヘクタールの農地の利活用の推進や、農産物等の直売活動に取り組む生産者グループへの活動を支援するとともに、新農業水利システム保全対策事業などの土地基盤整備事業で農業用水路、農道、ため池等の整備、修繕等を実施し、農業基幹施設の長寿命か等を推進しております。
引き続き県、農業関係団体と連携を図りながら農業が魅力とやり甲斐があるものとなるようつとめて参りたいと考えております。

松田)まず農政についてなんですが、農政関係は全項目どんぐり2つ「順調に進行中」ということですね。何と言いますか、市長、今言われた施策、全て理解されていますか? 農業用水路、ため池等の整備について議会での議論を聞いていますととても順調に進んでいるように思えません。質問しておいてこう言うのもなんなのですが、私は農政に関しては素人同然です。ただし、今まで5年間の野坂市長の農政への取り組みを見ていますと、情熱が感じられないと言うか、私と大して変わらないんじゃないかと感じています。結果、ことあるごとに「農業は基幹産業である」との認識を示されながら、市長ご自身で具体的な施策を指示することなく担当課に任せっきりであるかのように感じています。その他の施策もそうだという声が後から聞こえて来そうですが、なんとうか、現状認識が農家の皆さんのおかれている現場とずれているように感じるのですよ、市長、提案なのですが、もしそのような状況であるのならば、外部の血を入れて活性化を図るなどその道のプロの意見を取り入れるのも考え方だと思います。要するに農政のブレーンを置くって事ですが、現時点でそのような考えは無いのか伺います。
市長)農業政策を推進するために、農業者、県農業普及所、農業委員会、JA、土地改良協会、実行組合等の農業関係団体など、いわゆる農業のプロの皆様方のご意見、ご要望等をお聞きしながら、施策に取り入れ、本市農業振興の推進について、連携をはかりながら取り組んでおります。このため、新たに外部からの常勤職員を配置することは考えておりません。

松田)不得意な分野には、外部登用を行い、それなりに強化するという考えは、今や民間では常識ですよ。是非検討いただきますよう要望しておきます。
次に経済政策なんですが、これも全ての項目がどんぐり2つ「順調に進行中」ですね。しかしながら、特に中小企業対策,雇用対策については現下の経済情勢と市長の自己採点は大きな乖離があると指摘せざるを得ません。融資制度の充実などはある程度評価出来るように感じますが、「緊急雇用対策で雇用を増やしました」と胸を張られても市民は困っちゃいますよ、市長。この点について市長、どのように感じていらっしゃいますでしょうか。

市長)経済の活性化については色んな分野があるわけで、企業の誘致とか流通業務団地、崎津がいなタウンの利活用、また既存の中小企業者の方には融資制度の拡充、新設を図るなどして経営状態の安定を図ることが重要だと考えております。緊急雇用対策はあくまで緊急のものだと考えていますが、これがあってこれがないからと言う議論はいかがなものかなと思っています。

松田)私が思いますに、市としての出来うる最大の中小企業対策は、理由についてここで多くは語りませんが、公共事業の発注ではないでしょうか。この5年間の普通建設費の推移をいただいたのですが、学校関係の改築、耐震補強が入った年度などは大きな数字が出ていますが、年度によって偏りはあるものの、非常に低調な状況です。特にこのうち土木費に目を向けると平成20年度に底打って回復基調にあるものの、5年前に比べても約3分の2、下水道事業費も同様です。先日尾沢議員が地元の企業を大事にして欲しいと訴えられました。また西川議員も雪害対応などを例に挙げ地元建設業の重要性を訴えられました。建設業界はいま本当に厳しい状況です。入札制度の改革以外は、マニフェストに具体的項目は記載されていませんが、是非とも維持管理を含めた公共事業の、特に土木関連の政策をさらに頑張って頂きたいのですが、所見を伺いたいです。

市長)全体の予算のバランスを考えながら、必要なものはやっていきたいと考えています。

松田)よろしくお願いしますよ。次に子育て世代の負担軽減についての現状認識を伺います。

市長)子育て世代の負担軽減につきましては、
・保育所の待機児童対策として、えんぜる保育園、河崎保育園の改築や認定こども園の新設等による200人の定員増加を図り、
・放課後児童対策として、幼稚園等が学童保育を実施する場合にその費用を助成することとし、新たに6施設が学童保育を開始しております。
また、なかよし学級の延長につきましては、7学級で実施するとともにその拡大に努めております。
保育所の耐震改修につきましては、Is値が0.3未満の施設の改修が終わりましたので、続いてIs値が0.6未満の施設の耐震補強に着手しております。
さらに、保育所全室となかよし学級へのエアコン整備も完了予定でございます。
子育て支援センターなどによる子育て支援サービスの充実を図るとともにニーズに応じた保育サービスの提供など子育て支援事業を着実に進めているものと認識しております。

松田)マニフェスト進捗状況の政策1の3“「子育て支援センター」を増設します。”について、増設していないのに「どんぐり2つ」の自己評価をされているが、なぜこのような高い評価なのか?

市長)マニフェスト作成時におきましては、淀江地区から「子育て支援センター」の設置の強い要望がございまして、その設置箇所数等につきましては米子市次世代育成支援行動計画で定めることとしておりました。
そして、住民アンケートによるニーズ調査を基に「米子市次世代育成支援行動計画策定委員会」で検討しました結果、新たに支援センターを設置するのではなく、既存の子育て支援センターの充実を図ることといたしました。
この取り組みとして、大和保育園内に子育て支援室「やまと」の開設、子育て支援センター職員の中央研修派遣、絵本の購入などの事業を行ってまいったところでございます。
このように、マニフェスト作成時と状況が変わり、子育て支援センターの増設そのものは行っておりませんが、市民ニーズに即した事業に転換することによって、より効果的な施策の推進を図っていることから、「順調に進行中」であるという評価をいたしました。

松田)経緯は理解しました。しかしながらマニフェストの解説には「既存の子育て支援センターの充実を図りながら、地区ごとに子育て支援センターの機能を持つ施設の設置を進めることとしました。」との記載があります。このことはどのように進んでいるのでしょうか?

福祉保健部長)住民アンケートによるニーズ調査を基に「米子市次世代育成支援行動計画策定委員会」で検討しました結果、新たに支援センターを設置するのではなく、既存の子育て支援センターの充実を図ることといたしました。

松田)市長の示した取り組み状況と違うじゃないですか。ここら辺も違和感の原因じゃないですよ。自己評価が甘いんと感じざるを得ません。


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