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平成23年6月議会 〜教育政策について〜

次が「教育政策について」
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"スクラム教育事業について"
松田)教育基本法が改正され、いよいよ新学習指導要領が本年度より小学校で、来年度より中学校でも全面実施されることとなり、鳥取県教育委員会は「自立した心豊かな人づくり」の基本理念の元、幼小中高の相互連携を目指した一貫性のある教育の実現に向けた動きを始めております。また、周辺市町村では特に中山間地を中心とした小学校の統合、小中一貫教育の議論または実際に実施されるなど教育を取り巻く環境に大きな変化が見られつつあります。そんな中、本市に於いても本年度当初予算に「未来を拓くスクラム教育事業」が計上されたわけですが、詳しい内容が市民の皆さんにとって判りづらいように感じています。今事業はどのような事業なのか、事業の目的、具体的な内容をお聞かせ下さい。


教育長)未来を拓くスクラム教育事業についてでございますが、本市では、昨年度より「中学校区を中心とした小中連携推進事業」を3年計画で実施しているところでございます。
従来より、小学校と中学校の連携は行われてきてはおりましたが、義務教育9年間を通した指導の一貫性の重要さが認識されている中、今まで以上に小中連携を推進していく必要があると考え、各中学校区でそれぞれの校区の実態に合わせた取組を進めているところでございます。

その中で、中学校区内での小学校と中学校及び小学校同士が校種の枠を超えてスクラムを組み、先進的な取組を実施し、その成果を検証することで、今後の小・中連携におけるより一貫性のある取組に反映させるために、「未来を拓くスクラム事業」を今年度から実施することにしました。
本事業は、尚徳中学校区をモデル地域に指定しまして、特に学力向上の推進に焦点を当て、主に次のような取組を行っております。
・校区の小学校で中学校の理科教員による年間をとおした6年生の授業の実施
・学力の状況を把握するための学力調査の実施とその検証
・尚徳中学校区連携推進協議会の実施
・校区で共通した家庭学習の手引きの作成
などでございます。
今後、取組の検証を行いながら、その成果を他の中学校区に活かして参りたいと考えております。


松田)尚徳中学校区がモデル指定となったとのことですが、本市に11ある中学校区の中で、どういった理由で当該校区が選定されたのかそのあたりをお聞かせ下さい。


教育長)学校の実態や、今まで取り組まれている小中連携の取組の状況から事業が比較的取り組みやすい校区を選定いたしております。
松田)先程のご答弁では
・校区の小学校で中学校の理科教員による年間をとおした6年生の授業の実施
・学力の状況を把握するための学力調査の実施とその検証
・尚徳中学校区連携推進協議会の実施
・校区で共通した家庭学習の手引きの作成
を行われると言うことですが、子供たちにとっては非常に有益な事であるようにわたくしも認識しました。また答弁の中で今後について「今回の事業の検証を踏まえた上で他の校区にも拡げて行きたい」とのことでしたが、今後具体的にどのような方針で今回の取り組みを他校区に拡げていかれるお考えなのかお聞かせ下さい。


教育長)来年度以降は、今年度の取組の成果を含め、来年度の教員の配置や県教育委員会の事業を活用できるのかなどの状況を見て考えたいと思います


松田)さて、今県教委の名前が出てきましたが、鳥取県が同名称の事業を実施しているようですが、この県の取り組みも良く理解できないんですよ。県の掲げる事業目的と本市の取り組みとの関係性はどのような理解をしたらよいのかお聞かせ下さい。


教育長)県教委が実施されている事業は中学校と高校の連携を中心とした事業内容になっているととらえています。それに対し、本市は小学校と中学校の連携についての取組であると理解しております。


"小中一貫教育について"
松田)県の事業は高校まで含めたもの、本市の場合は小中学校を対象にしたものと理解させて頂きました。それでは今までの議論を踏まえて、「小中一貫教育」について質問させて頂きます。本市の「スクラム教育事業」は小中学校の”連携”を目指した取り組みであるとのことでしたが、壇上でも申し上げましたが、県はもちろん周辺他市町においても近年「小中一貫教育」への気運が高まり、あるいは「小中一貫校」の設置が見られております。目的としては学力向上、体力向上、そして中学校に進学したときに不登校が起こる中一ギャップの解消などがあげられています。本市に於いても昨年度より「小中連携を踏まえた教育課程の編成」が重点事項として上がっているが、本市の状況は「小中連携」の初期の段階であるという状況を踏まえますと、より一層の推進が必要であると考えますが、小中一貫教育のメリット、そして本市の今後の小中一貫教育に対する考え方をお聞かせ下さい。


教育長)小中一貫教育のメリットにつきましては、小学校と中学校が9年間を通して連携した教育を行うことで、指導の連続性と一貫性が生まれ、よりきめ細やかな学習指導や生活指導が行えるようになることだと考えております。
そのため、本市でも昨年度から「中学校区を中心とした小中連携推進事業」を実施し、中学校区毎に地域の実態に即して、小中一貫教育の良さを活かした取組を始めているところでございます。


松田)教育の観点からの「小中一貫」への見解については了解致しました。
さて、先日、蒼生会の会派視察で奈良県奈良市「田原小中学校」さんに「小中一貫教育」についてお邪魔して参りました。

○リーダーシップや規範意識の向上
○中1ギャップの解消

奈良市ではこの2つを大きな目標として、小中一貫教育特区のパイロット校を設置し、平成17年度から小中一貫教育を実施されております。今回視察しました「田原小中学校」さんは、数ある小中一貫教育の手法の中で、隣接する小中学校を渡り廊下で繋いで一体化した『統合一体型』だったのですが、通常の小学校6年→中学校3年の態勢を4・3・2でのブロック編成として、9年間通してのカリキュラムを実施していらっしゃいました。そのなかで各ブロックごとに明確な目標を提示し、各年代ごとに応じたリーダーシップの育成を行っていらっしゃいました。
また小学生に対しても中学の英語教科書が配布できると言うことで、基礎的な英語学力の向上が目覚ましいとのことでした。
わたくしは是非とも本市の教育にこういった手法を取り入れて頂きたいわけですが、ここでちょっと角度を変えて質問してみたいと思います。様々な統計・推計によると今後少子化が加速度的に進行することが予想をされております。少子化はあらゆる行政課題に対して大きな影響を及ぼすものであると皆さん認識していらっしゃると思いますが、今日は特に今後の教育行政にとってどういった影響があると考えておられるのかお聞かせ願います。


教育長)長期的な人口推計につきましては、少子化が進むようですが、今年度の児童数が8628人に対して、現在0歳児である子ども達が入学してくる平成29年度の推計される児童数は8393人となっています。また、国や県が学級編成の定数を40人から本年度35
人に学級へと変更されました。そういった状況ですので国や県の動向を見据えながら対応する必要があると考えております。


松田)私5年前の初質問で少子化についての質問をさせて頂いたときにも、「米子市はあんまり心配ないですよ」と言う答弁を頂いて、なんだかな〜と思ったのですが、やはり同じような考え方なんですね。
今日持ってきましたこの資料、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計ですが、これによると、本市の就学年齢の人口は、10年で約12%、15年で約20%、20年で25%、25年で約40%減との試算が出ている。人数ベースだと25年後には現在の15000人が10000人、5000人の減ですよ。
この推計の正確性は県の商工労働部によると90%以上の確度であるとのことであります。
この推計、25年後には40パーセントの減という数字をみると公の施設、とりわけ子供たちの関わる施設、学校、保育園なんかについても今後の在り方について、もっと先を見越した整備計画の策定が求められるように感じざるを得ないわけであります。例えば現在進捗中の耐震化、これを止めろと言うわけでは全くありませんが、こういった整備についてもこのような将来像を見越した上で計画を練るべきである必要があると私は考えるわけですが、市長部局、教育委員会それぞれの考え方を伺いたいと思います。

市長)学校施設、保育園施設等を考えるときに少子高齢化の行方を念頭に置きながら考える必要はあると思う。ただ教育委員会の想定を踏まえた6年後に向けた手当を考えないといけない。その中でどの地域がどうなるのかと言うことも考えないといけないと思うが、教育の場がきちんと生徒・児童に提供できるかが重要であると思うわけですが6年というと中期的な視点でもあるので、施設の整備についてもそういったなかで判断しなければならないと考えております。

教育長)少子化の中子供の数が少なくなるわけで、学校教育に支障が出てくると言うことが予測されるのであれば、統廃合も考えて行く必要があるように思っています。


松田)私は少子化を見据えた学校施設の整理統合、それに併せて小中一貫教育を推進すべきだと考えますが、それらを同時に進めて行く中で、例えば中学校校区での小学校の統廃合なども視野に入れるべきではないかと考えています。
少子化と言う問題は複合的な要素、出生率の問題はもちろんのこと、そういった若年代の就労の問題ですとかいろんな事が絡み合ってますので、これが処方箋であるというような政策は簡単には見つからない。これは私も理解致します。
しかし、人口推計が大幅減という事実があるなかで、であるのならば現実を直視して施策を練って頂きたいと思います。
また、3月議会の蒼生会代表質問『保育サービス「需給バランス」の見通し』について質問への答弁には「公立保育所民営化実施計画の2次計画又は3次計画を策定する際に、公立保育所の統廃合につきましても検討しなければならないものと考えております。」
ただ私が申し上げたいのは、小学校というのは地域の拠り所という意味合いもありますので、単純に統廃合をどんどん進めるべきであると言うことではなくて、そういった現実も見据えながら、小中一貫教育の推進、あるいは、弓浜部なんかですと津波の避難所という観点もあります。いろいろな状況を考えながら、中期・長期的な視点で考えて頂きたいと言うことを要望しておきます。
奈良市では本年度3つの小学校、2つの中学校を同時に統廃合し1つの校舎にまとめた「統合再編型」の小中一貫校を新設されました。
これは農村部ではなくて、都市部での話です。
こういった例もありますので、是非とも市長、米子モデルと言われるような教育行政と一体となった施設の整備を模索して頂きたいと言うことを要望して私の質問を終わります。


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コメント

英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。
完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。
英語環境がととのっている環境で生活していれば、そのうちに、英語も上達する。

我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。
それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしそのものが成り立たない。

日本の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境が整わないからである。
一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。
日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。

日本の学生のために英語環境を整えることが、語学力を増すことにつながると考えられる。
それには、英語を我が国の第二公用語にするのがよい。
国民も政治指導者も、英語の使用を日本人のあるべき姿と考えることが大切である。

国際社会において、我が国を代表する政治家にも英語の堪能さが見られない。
日本語のみを使用する社会において、実用にならない言語の学習は空しいばかりである。それにもかかわらず、我が国においては英語教育に名を借りた序列争いばかりが激しく行われている。
英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。
英語を実用の言語とする政治指導者のさきを見据えた努力が大切です。
たとえば、公務員採用試験に英語の能力にすぐれた人物に優遇処置を施すなどの法的裏づけなどが効果的でありましょう。

英米人には、手先・目先の事柄に神経を集中する特技は得られないようである。かれ等は、生涯、歌詠みにはなれないでしょう。
日本人には、英語を使って考えることはきわめて難しい。しかし、これは不可能ではない。全員ではないが、知識人には為せばなる学習であると私は考えています。
わが国民の作る細工物は出来栄えが良い。なおその上、英米流の哲学にも良き理解を示す民族となれば、未来の日本人は鬼に金棒ということになるでしょう。
だから、英語を我が国の第二の公用語とすることには大きな意義があります。実現の暁には、我が国民のみならず、世界の人々に対しても大きな未来が開けることと考えられます。

一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。
我が国においては、教育といえば子供の教育のことを指している。目先・手先のことのみを述べる人は、子供のようである。
大人には考える教育が必要です。一人一人に哲学が必要です。
現実と非現実の間に区別を置くことなく語る人の内容には意味がない。だから、日本の知識人には価値がない。

「感情的にならず、理性的になれ」と国民に訴える指導者がいない。
「国民の感情に反する、、、、、」と言うのでは、主張の論拠にならないが、それのみを言う。
感性 (現実) あって理性 (非現実) なし。我が国は、一億総歌詠みの国にとどまっている。

大学生は入学しても、キャンパスで4年間遊んで過ごすことになる。
無哲学・能天気の大学生は、平和ボケ・太平の眠りの中にいる。
「入学を易しく、卒業を難しく」というような教育方針は現状を観察すれば空しい限りである。

日本人は、国連中心主義が好きなようだ。
国連の議場で世界の人々を説得するためには、自己の言葉が冴えわたる必要がある。
議論のできない人があえて国連中心主義を唱えるのは、自己の他力本願を表明するための手段ということになるのであろうか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

投稿: noga | 2011年6月16日 (木) 22時28分

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