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平成23年3月議会 〜拉致問題について〜

次に拉致問題についてのやり取りです。
次期総合計画案に、「拉致」の記述がないこと等を質させていただきました。

2,拉致問題について

●北朝鮮による米子市民拉致問題について
松田)本市に於いては、北朝鮮による拉致被害者と政府に認定された「松本京子さん」をはじめ、「特定失踪者問題調査会」の「拉致された疑いが濃厚」とするリストに記載されている、「古都瑞子さん」、「矢倉富康」さんが確認されております。このように、この狭い米子市内に拉致被害者(もしく疑いが強い)が3名もいらっしゃるという現状は、本当に由々しき事態であります。
この問題を解決に近づける為には、地元の自治体がもっともっと大きく声を上げなければならないという想いから今回3度目の質問をさせて頂くわけですが、本市の取り組みについて、啓発の具体的なと、それぞれの回数を伺います。


人権政策局長)拉致問題に関しました啓発につきまして、この1年間の取り組みとしましては、
・広報よなご、ホームページ等の掲載を7回、
・拉致問題啓発パネル展を2回(10月、12月)
・拉致問題を考えるシンポジウム(県人権協働ネットワーク事業で市、団体等の実行委員会)
・拉致問題の早期解決を願う国民のつどい、こちらは国、県等との共催、拉致被害者家族等贈呈用千羽鶴を公民館をはじめ、市内団体に要請し、約2万羽を折っていただきました。
・公民館での拉致問題人権学習会を2回実施しております。
今後とも市民の関心と認識を深めていただくための啓発活動を推進してまいりたいと考えております。


松田)出来るだけ頻度を上げて頂きたいと思います。以前も言ったのですが、広報誌に一行でも良いんですよ。「米子市は拉致被害者の皆さんの帰りを待ってます」こういった文章を毎号載せることを検討願いたい。
以前の答弁で国などの関係機関への要望活動を続けるほか、県との連携を図り、拉致の被害者支援に取り組んでおられる団体などと一緒になって、この問題の解決にあたってまいりたいとの答弁を頂いております。また、その後、松本京子さんの帰国が実現した場合に生活の基盤の再建が適切に行われるよう帰国を想定した支援体制の構築に向けて協議の場として北朝鮮による拉致被害者支援連絡協議会」を県と本市で立ち上げたわけでありますが、こういった県との協調についての、現在どういった状況なのか説明を求めます。


人権政策局長)県との協調につきましては、県人権局と連携を密にしております。昨年3月の「拉致問題を考えるシンポジウム」や10月の「拉致問題の早期解決を願う国民のつどい」の開催におきましては、県等と共催して実施してまいりました。また、拉致被害者に関する県、市の帰国支援策等も事務担当者レベルでの確認作業を随時行っております。


松田)以前も指摘し、お願いもしておりました、職員の皆さんのブルーリボン着用・名札への印刷なのですが、どうも着用率がまちまちと言いますか、付けている方とそうでない方がいらっしゃるように見受けられます。どういった理由でそのような状況なのか見解を伺う。


市長)私は普段かならずバッジを付けています。また、ブルーリボンの着用につきましては、私どもも7,8年前から名札に入れております。庁内の取り組みといたしましては、引き続き着用の呼びかけを行っていきたいと思います。


松田)呼びかけということで、義務化は行っていないとの答弁ですが、私はこの指摘をするのはこれで3回目ですよ。この位のことをみんなで出来ないような組織ってなんですか? 残念ながら市長のリーダーシップを疑いたくなりますよ。着用の徹底を要望します。
教育委員会に質問します。本市の全国的にも類を見ないような拉致被害の状況、そしてこの問題を風化させないためにも、私は人権教育の一環として拉致問題を小さい頃から学校でしっかりと伝える事が重要であると考えるが、現在の取り組みと教育長の考えを伺う


教育長)拉致問題についての学校教育の取り組みについてでございますが、現在使用している中学校社会科の公民分野の教科書の『国際社会と人類の課題』の単元に「拉致問題」の記述があり、国際的な課題として中学3年生で学習がなされております。拉致問題につきましても、他の人権課題同様に児童生徒の発達段階に応じた取り組みになることが大切であると考えております。


松田)現状としては、一般的な教育項目としての対応を行っているようですが、先程も言ったように本市の状況は全国的に見ても特異なものであります。私は子供たちにこの状況をしっかりと理解させ、次世代に受け継いで行く事が私たち大人の義務であると考えています。その為には、もちろん大人への啓発継続も重要でありますが、本市独自の人権教育の大きな柱として、独自の項目として学校教育の場に於いても取り上げる必要性を感じるわけでして、今後なんとか取り組んで頂きたいと思います。
さて、先程拉致問題への3度目の指摘と申し上げましたが、なんで今回拉致問題をことさら取り上げたのか? 
その理由は、次期総合計画(案)、これであります。
本市の置かれた状況、そして、ここ数年の国県要望の第一番目の要望事項は、拉致問題の解決であります。
にもかかわらず、次期総合計画(案)の基本構想・基本計画の人権政策、あるいは人権教育の項目に「拉致」について一切記載が無い、正に拉致の”ら”の字も無いのであります。私は本市施策の大本となる総合計画に、「拉致問題の啓発」と言う事項は絶対に記載すべきであると考えるわけでありますが、ことについての所見を伺います。


人権政策局長)拉致問題につきましては重大な人権課題であると認識しておりますので、第2次米子市総合計画 
の「社会における人権教育・啓発の推進」の
現況と課題の中に、解決すべき重要課題の一つとして掲げるよう調整中でございます。


松田)是非とも推進をお願いしたいのですが、先程も申し上げましたが、米子市民が3人も拉致されているのであります。同じ米子市民ということは、言うなれば家族も同然であります。絶対に風化させてはならない重要な課題のはずであります。にもかかわらず、私が指摘するまでそういった検討がなされていなかったと言うことは、はなはだ遺憾であります。その他の本件に関する指摘事項にしても、どうも拉致問題に対する当局の風化しつつあるのではとの疑念を抱いてしまいます。前にも言いましたが、市長に北朝鮮に乗り込んで救出して来いとは言いません。受け入れる体制を万全に整えること、そして市民の皆さんに語り続けることが唯一私たちが出来ることであります。
近い将来松本さんをはじめとする、3人の皆さんが米子の地に帰ってこられたとき、お帰りなさいと15万米子市民全員で言えるような雰囲気づくりをやってきていただきたいと言うことと、政権が変わろうが何があろうが、国に対するさらなる働き掛けを要望したいのですが、市長決意を伺いたい。


市長)重要な課題であるので、関係各機関と協調して、しっかりと頑張っていきたい。


松田)政権交代によって、拉致への取り組みは非常に見えづらくなりました。このことに拉致被害者家族の皆さんは、落胆しておられます。是非ともご自身の外務省出身というキャリアを活かして拉致問題の解決に一歩でも近づけるよう要望活動を行って頂きたいと言うことお願いします。

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