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平成23年3月議会 〜子育て環境づくりについて〜

最後の項目 〜子育て環境づくりについて〜
今回のメイン項目でしたの、ちょっと長いです。
芝生化、保育所民営化の推進、保育料の軽減を訴えました。

3,子育て環境づくりについて
松田)保育所の待機児童対策については、来年度の入所申し込み状況によると、数字の上では解消できた様に見えますが、地域性の問題ですとか、年代によるバラツキなど今後も注力すべき課題が見て取れるように感じます。公立園の統廃合を含めた考え方についても検討を行うと言うことでしたが、今後予想される少子化を見据えた場合避けては通れない問題であると私も思います。しかしながら、それに当たっては様々な問題が予想されますので、慎重な検討をお願いしたいと言うこと、2点要望しておきます。


●学童保育について
松田)野坂市長のマニフェストについてなんですが、市長のマニフェストの構成はまず、緊急の重点政策7つ、「小中学校・保育園の耐震化」、「米子駅のバリアフリー化」などがそれにあたるのですが、その中の一つとして、「子育て世代の負担軽減」と書いてあります。またその緊急の重点政策を受けた24の政策の第一番目の記載はこうであります。

政策1
保育園となかよし学級の待機児童ゼロ作戦を推進。
21年度中になかよし学級を全校区23か所で実施、
保育時間の延長に着手。 「子育て支援センター」を増設します。
私たち子育て世代としては、就労支援策として喫緊の課題であり大きな期待を寄せていたわけですが、再選後2年が過ぎようとしている現在における進捗と、今後の見通しについてお聞かせ下さい。


市長)なかよし学級の全校区実施については、達成した。保育時間の延長については、今年度までに5箇所、次年度は2箇所を予定している。今後も順次延長実施を行いたい。待機児童ゼロ作戦、については次年度から、学童保育を実施する幼稚園に補助金を交付する事により解消に努めていきたい。


松田)開設時間延長についての取り組みが遅れているように感じますが、その理由と対策をお聞かせ下さい。
マニフェストには「延長に着手」と書いてあるので、なるほど達成したと言うことかも知れませんが、ここは大きな課題ですので、もっとスピード感を持った今後の事業推進を図って頂きたいと思います。


●公立保育所の現状について
松田)まずは、芝生化について質問します。昨年度、県の補助金を財源に6園の芝生化実施に踏み切られたわけですが、来年度の当初予算案に保育所施設改修事業として4園実施との説明がありましたが、実施予定の園はどこなのか?また、実施に当たっての選定はどのように行ったのか?今後の方針としてお聞きしたいのですが、全園実施の方向なのか?


市長)補助金のあるうちはやっていきたいが、財源の要ることですのであらゆる事業を制さしながら,取り組めるものは取り組みたい。


松田)残念なお答えであります。補助金が無くなったら終わりってのは、いかがなものかと考えます。子供の発育にとって非常に有益であり、全国的にもどんどん拡がりをみせているんですよ?様々な効果を勘案して政策的な判断をしたから事業に取り組まれたものと考えていたのですが、自主財源を使ってやるような気概は無いのですか? 市長、見解をお聞かせ下さい。


市長)先程申し上げましたように、財源の要ることですのであらゆる事業を制さしながら,取り組めるものは取り組みたい。


松田)さて、保育園の整備はなんとか進みつつあるが、小中学校の芝生化についても先日の米子市小中PTA連合会主催の教育懇談会でも多くの意見、要望が出ていたように、周辺他市の状況もあってか、実施を望む声は日増しに高まっているように感じます。教育委員会としては今後どのように取り組むのか見解を伺います


村井事務局長)地元の受け入れ体制が整えば、実施して頂いても構いません。


松田)村井事務局長、教育懇談会に出席されていましたが、もちろん教育長には詳細についてご報告なさったとは思いますが、このような芝生化を望む声を受けた率直な感想をお聞かせ願いたいと思うのですが、いかがでしょうか?本会議で私の質問にお答え頂くのもこれが最後になるやもしれませんので一言お聞かせ願えませんでしょうか?


村井事務局長)子供たちのためにも、良いことですので、出来るだけやっていきたいとは思う。


松田)いまや鳥取方式の芝生化は全国に拡がりをみせておりますし、周辺市でも積極的な取り組みがみられます。芝生化については今日はこれで終わりますが、引き続き検討、情報収集を要望します。

それでは、芝生化からは離れまして、公立保育所全般について質問します。公立保育所に対し私立保育所は、多様な保育ニーズに対して柔軟な対応をされている、要は小回りがきくというようなことだが、保育サービスの状況が公立と私立ではどう違うのかを具体的に説明していただきたい。


福祉保健部長)保育サービスについて公立と私立とを比較いたしますと、障がい児保育を除くその他の特別保育等につきましては、私立保育所の方がより多様な保育サービスを提供されておられます。
例えば、「土曜の午後の保育」や「延長保育」の実施割合を比較いたしますと、公立が約30%であるのに対し私立はほぼ100%でございます。「乳児保育」や「一時預かり」の実施割合につきましても公立より私立の方が高い状況にございます。また、「休日保育」は私立では3園、「病児病後児保育」につきましては私立では1園が実施されておりますが、公立では実施しておりません。


松田)保育所の運営費について、公立と私立ではどのような違いがあるのか。


福祉保健部長)保育所の運営費についてでございますが、本市の財政状況は、景気の悪化による税収等の自主財源の減少により、依然、厳しい状況が続いており、保育所運営に必要な予算の確保も困難な状況にございます。
このようななか、私立保育所に対しましては、国・県からの補助金を財源に、国が定める基準により市が運営委託料をお支払いしております。
公立保育所につきましては、平成18年度より国からの補助金が一般財源化されたことにより、運営費の確保が困難な状況にございます。
光熱水費の節約や給食の食材費の購入方法を工夫したり保育料の滞納整理に取り組むなど、経費節減と財源の確保に勤めているところではありますが、施設の維持管理に係る経費につきましては、平成22年度予算額ベースで国の基準と比較いたしますと、約13百万円(18%)少ない額となっており、必要な園舎や遊具の修繕等が困難な状況にございます。


松田)公立保育所は、昭和40年代から50年代に整備されたものが多く、園舎の老朽化が懸念される。児童の安全やより良い保育環境を確保していくための園舎の建て替えを進めていく必要があると思うがどうか。


福祉保健部長)ご指摘のとおり、公立保育所の約7割が、整備されてから30年以上が経過しておりますことから園舎の老朽化が進んでおり、これらの計画的な建て替えを進めていく必要があると考えております。
しかしながら、公立保育所の施設整備につきましては、平成18年度から国の交付金が一般財源化されたことにより、財源の確保が困難な状況がございます。このため、私立保育所に対する国の交付金の活用を図りながら、民間の力を活かし、施設の環境整備に取り組んでいくことが必要となっております。
今後は、民営化を進めるなかで、老朽化した園舎を増改築することとし、地域の保育ニーズに応えることができるよう、待機児童の解消や子育て支援の充実に向けた施設環境の整備に取り組んでまいる考えでございます。


●保育所民営化について
松田)民営化の基本的考え方について、改めて伺いたいのですが、先程来からの議論の中でいろいろと説明いただいたわけですが、公立保育所の民営化のメリットを端的にお示し頂きたい。


福祉保健部長)公立保育所民営化のメリットといたしましては、同じ額の運営費で「①多様な保育サービスの提供」「②保育環境の整備と待機児童の解消」「③子育て支援の充実」を図ることができるということでございます。


松田)要は「今より少ない金額で、今より充実した保育サービスの提供が可能である」ということで間違いないですよね?(市の見解は違うみたい)
それでは、金額面について質問したいのですが、私の手元の情報によると公立保育所の民営化により生み出される財源は1園あたり人件費分で単純に約2000万円とのことです。今までの説明ですと、この財源を活用してより保育の充実を図るということのようですが、実質は、どの程度の財源が生み出されるのか伺います


福祉保健部長)民営化により生み出される財源につきましては、仮に17園のうちの11園を民間移管した場合の、私立も含めた保育所運営費の全体で、普通交付税の基準財政需要額の減額分も加味した本市の負担減額は、約6600万円と試算しております。


松田)一部懸念されているのが、公立保育所の民営化により削減された経費、先程説明頂いた財源ですよね。それが、子育て支援以外の他の事業に使われてしまうことはないのかと言うことがあるのですが、こういった懸念についての見解を求める


福祉保健部長)民営化は、保育の充実等を図ることを目的に実施しようとしているものでございますから、民営化により生まれる財源が保育や子育て支援以外のことに使われることがあってはならないものと考えております。
民営化実施基準に、開所時間を午前7時から午後7時までとすること及び保育リーダーを配置すること等を規定することにより、民営化により生まれる財源は、確実に保育や子育て支援のために使われるようにと考えております。


松田)公立保育所の民営化を検討するにあたって、保護者や地元など、市民に対する説明をどの程度実施されたのか。また、民営化することについて、保護者等の同意が得られたのか2点伺う


福祉保健部長)保護者に対する説明につきましては、民間移管の対象となる3園で、昨年11月9日から12月15日の間に、「さくら保育園」の2回を含む4回の保護者説明会を開催いたしました。
地元説明会につきましては、昨年1月18日から20日にかけて、民間移管対象園が設置されている中学校区の住民を対象に開催いたしました。
また、「民営化実施基準(案)」「民間移管対象園選考基準(案)」「民営化実施計画(1次計画)(案)」について、それぞれパブリックコメントを実施することにより、公立保育所の民営化について市民の皆様からのご意見を募集いたしました。
公立保育所の民営化について保護者等の同意が得られたのかどうかということでございますが、特に保護者の皆様に対しましては、実施基準や実施計画が案の段階で説明会を開催し、アンケート調査の実施やQ&A等を作成し配布すること等により、民営化についての疑問にお答えするとともに、ご意見等をお伺いしてまいりました。
また、米子市保育所保護者会連合会さんには、保護者同士で民営化について積極的に議論を深めていただくたり、会報誌に民営化の特集やQ&Aを掲載することにより、民営化に対する保護者の不安や誤解を解いていただくことで大変なご協力をいただきました。
「さくら保育園」での第2回保護者説明会では、保護者会長さんから「「さくら保育園」が民営化のモデルになるように、保護者も協力して良い方向に進めたい。」とおっしゃっていただくなど、保護者の皆様からも一定の理解が得られたものと受け止めております。


松田)十分であるとは言えないような気がします。先日蒼生会で視察しました東京都大田区、こちらは公立園の民間委託については、他に先駆けて大変先進的な取り組みをなさっているのですが、移管候補園の保護者説明会については、園単位でなく、各クラスごとに保護者に集まって頂き、十分な説明を行っているということでありました。こういった手法も参考にされたどうかと思いますがいかがでしょうか?また、もう一つ気になる点が、大和保育園に設置された、「子育て支援室」の扱いは民間移管された場合どうなるのか?
それともう一点、今後想定される条例改正、予算措置など議会に対するスケジュールをお聞かせ下さい


福祉保健部長)検討したいと思います。大和保育園の「子育て支援室」については今後になろうと思いますが、移管先法人との協議を行うことになろうと思います。議会に対するスケジュールと致しましては、23年度予算案に移管先法人選定にかかる予算を計上しています。また、条例改正については24年度になろうと考えています。


松田)こういったドラスティックな改革を行う場合には、リーダーがしっかりとした考え方を持って頂くこと、そして、サービス向上に繋がると言う部分を確実に伝える熱意が必要であると考えます。市長、なんでこういうことを申し上げるかと言いますと、どうも市長の言葉からどうしてもこの民営化をやりたいという想い、また、こんなメリットがあるからこっちの方向に向かうんだというメッセージが伝わらないのですよ。
私は、少子化が進行する中での本市の子育て支援の方向性として、「今より少ない金額で、今より充実した保育サービスの提供が可能である」公立園の民営化は推進するべきであると考えております。しかし、その成果というか、簡単に言えば浮いた財源の使途がどうにも良く判らないのです。
市長、子育て世代にとって最も重要でわかりやすい「支援」って何だとお考えでしょうか?


市長)いろいろと考えられますが、延長保育ですとか、様々な保育サービスを提供することでしょうか。


松田)私は「保育料の軽減」これに尽きると思います。が今日はマニフェストと総合計画を持ち出して質問していますが、現行計画も持ってきました。
ここに主な施策として「保育料の軽減」と記載してあります。
また、マニフェストの喫緊の重要政策「子育て世代の負担軽減」。
先程の代表への答弁では、独自の軽減策を図っていると胸を張っていらっしゃいましたが、この部分についての認識が全く不十分であると指摘させていただきます。
都市部の保育料、山陰両県の保育料を比較してみました。
東京23区とは約2倍の格差、山陰両県でもトップクラスの保育料。
これが本市の現状であります。
一方で定住移住を促進すると今回の予算案の説明にも謳ってあるのですが、誰が好きこのんで保育料が約2倍の保育料で、以前も指摘したように土曜午後保育などのサービスも劣るような「まち」に移住しますか?
また、一般的に子育て世代の収入は低い水準で推移し、とりわけこの山陰地方は所得が得にくい状況であります。
こんな状況では、都市部からの移住を図るどころか、都会に出た子達も帰って来ませんよ?
単純比較は出来ませんが、都市部では保育料の変動によって子育て人口が大きく移動するという現象も起きています。
市長、こういった部分にこそが選択と集中が必要であると思われないのですか?

今日は生意気な事を言ってばかりで、申し訳ないのですが、敢えて言わせて頂きます。

正直、私は今の野坂市長に失望しています。

子育て支援は重要施策だと言いながら、一番肝心な部分が抜けおちていますし、次期総合計画も重要施策が記載されていない。また、貴方の得票数とほぼ同数の25000人の署名が集まり、経済効果など本市活性化に寄与することが明らかな、東山の改修は頑なに着手されず、かと思えば降って湧いた公会堂の耐震改修には15億もの巨費をポンっと投じられる。合併特例債の解釈が先議会の答弁の通りなら、東山もやれば良いじゃないですか!!

先日のPTAとの懇談会でも「公会堂を直すお金があるのなら、学校の環境をなんとか出来ないのか?」と言う声が多数聞かれました。
合併特例債が使えるのは平成26年までですよ?耐震化は当然として、体育館の床の補修だとか、外壁の剥離、プールの老朽化、グラウンドの排水工事など、山ほど要望は上がっているでしょ?こういった学校環境の年次的整備ぐらい示しても良いんじゃないですか? 

私の周りの特に若い世代は納得してない。リーダー自らが自分の声でメッセージを発するべきだと思います。

市長最後にお願いをさせてください。
是非2年前の事を想い出して頂きたいんです。
「リーダー野坂はやりとげる やっとやっと長いトンネルの先に明かりが見えてきました。健全な財政基盤の上に立ったこれからの米子の発展を野坂康夫は、全力でやり遂げます」この言葉を信じて、なんだかんだと言いながら、25455人の方が貴方にふるさとの未来を託したわけです。
どうか、その想いを無にしないで頂きたい。
明日も同僚の議員が5名関連質問を行います。また明後日以降も今議会は議長以外が全員質問致します。
どうか市長。
私たち、そして市民の皆さんが失望しないような答弁、施策展開をお願いしまして、蒼生会の1日目の質問を終わります。

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