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21年12月議会 一般質問① 「ガイナーレ鳥取支援」

「ガイナーレ鳥取支援」

松田)11月29日、「どらドラパーク米子 東山陸上競技場」で行われたヴィ・ファーレン長崎との今期最終戦。
結果といたしましては、皆様ご案内の通り、この試合には勝利を納めたものの、Jリーグへの逆転昇格はならなかったのであります。
今回の挑戦も昨年と同様に最終戦までもつれた訳でありますが、シーズン終盤には、連日地元新聞紙面の一面を飾り、地上波でのテレビ中継も大々的に行われるなど、地元メディアに非常に大きく取り上げられました。
また、ホームゲーム平均入場者数は、今期リーグ最高値を記録するなど、昨年にまして市民の皆さんにおける「地域に愛されるクラブとしての「ガイナーレ鳥取」の認知度・期待度は、飛躍的に向上したように感じます。

また、鳥取県西部青年経済団体連絡協議会から、9月議会に提出され、現在継続審査となっている関連施設整備の陳情書に対して、去る11月30日、新たに20000人を越える署名が提出されました。
前回と併せて25000人を越え、合計25510人の米子市民また、周辺地域の皆さんの「ガイナーレ鳥取」が、米子に必要であるという想いが寄せられたのであります。
ここで、以下2点についてお聞かせ願いたいと思います。
こうしたクラブの認知度向上に対する、市長のご所見、あわせまして、この度の署名運動の高まりについての、市長のご所見をお聞かせ下さい。

市長)ガイナ-レ鳥取についてでございますが、観客数、サポータークラブ入会者数とも年々増加していると伺っており、チームの認知度は大いに上がっていると認識しております。
次に、このたびお受けしました署名についてでございますが、市民のみなさんはもとより、市外、県外の方々からの署名もあり、非常に広範囲にわたり、多くのみなさんが、J2対応の施設整備を望んでおられる
ということを再認識した次第でございます。

松田)先日ドラドラパークで行われた最終戦では、JRが東山公園駅への臨時便を増発するなどの動きもありました。
また先程も壇上で述べましたが、民放の地上波中継も入るなど、関係機関との連携も大きなモノとなるなど、クラブに対する地域の期待感の現れではないかと考えます。
先般、J2の徳島ヴォルティス、そして、昨期J2に昇格したファジアーノ岡山の関係者にお話を伺う機会がありました。
どちらの関係者も一様に言われることが、やはり経済効果、経済波及効果、交流人口の増加というファクターが地元自治体、J的には「ホームタウン」ですよね、そのあたりが最も重要視され、また目に見えて活性化が図られるということでありました。
ここで質問なのですが、Jリーグクラブが地元自治体に及ぼす経済効果、そして、交流人口の増加についての認識をうかがいたいと思います。

市長)経済効果についての試算は、本市においては行っておりません。
鳥取県におかれましては、昨年9月の段階で、将来的には、年間22試合程度のホームゲームが開催をされるとの想定のもと、ガイナーレ自身の消費額に加え、観戦者の飲食費、土産代、交通費等々で年間約6億9千万円の経済波及効果があるものと、試算されております。
また、交流人口の増加につきましては、JFLでもかなりの観戦者に来ていただいている。J2ならもっと増えることが予想され、交流人口は増加するものと考えております。


松田)全国各地で行われている様々な試算によると、経済効果の持続また増大には観客動員数の増加が必要不可欠であると言われています。
さて、この観客動員の増加について、現在ほとんどのホームゲームが行われている鳥取市の、問題点をすこし述べてみたいと思います。

まず、周辺人口は約25万人ということで、先般の事業仕分けで、山陰道の開通は20年後などととも言われる中、この人口集積の数字では、地元誘客の頭打ちが目に見えている事。
あわせて高速道路の件に関しては、アウェイチームのアクセスがあまりよろしくない事。
これはスタジアムの立地も関係しています。
そして、まだまだ市民にとってクラブが浸透しきっていない事。
こういった観客動員増に影響する部分に直結する問題点が散見されます。
(鳥取市民の皆さん、申し訳ありません。)

一方で我が米子市の場合はどうでしょうか?
ガイナーレ発祥の地という事実と共に、中海圏域50万人、出雲まで入れればの60万人以上というポテンシャルがございます。
野坂市長は中海市長会のリーダーとして、今後、定住自立権構想を推進されて行かれるお立場になられるわけで、圏域の「誇り」「象徴」としてのガイナーレの活用も今後発信していくべきであると考えます。この点についての所見を求めます。

市長)研究してみたい。

松田)開催場所のロケーションにしても、ドラドラパークの場合、先程JRさんの協力があったと言いましたが、駅が正にすぐそこにあるというまれ見る好立地なのであります。

この事はあまり知られていませんが、全国のJクラブに置き換えても間違いなく一番駅が近いです。
駅裏にスタジアムを構える佐賀県の鳥栖スタジアムより近いです。
そして、高速道路、空港の整備が出来ている事。
観客動員を増やしていくためには、やはり交通の要衝である我が米子市での開催、後でも触れますが、これが不可欠なのであります。
そして先程少し触れました、アウェイチームのサポーター、敵チームの応援団ですよね、こちらの方々へのアピールが重要になってくるわけです。つまりサポーターに「米子は良かったね」と感じていただき、リピーターになっていただく必要があるんではと言うことであります。
市長、「ダービーマッチ」ってご存知ですか?

市長)申し訳ない、知らない。

松田)「サッカーなどの球技スポーツで広く使われている、ある共通の条件を持つクラブチーム同士の試合対戦形式の地域戦をさす言葉」
簡単に言えば近隣チームで組むゲームですね。
ガイナーレの場合は先程申し上げたような、岡山・愛媛・徳島が当たります。

「是非ともガイナーレに昇格して欲しい。その際は米子で試合がしたい。徳島、愛媛、岡山との中四国ダービー。これ、盛り上がりますよ!!」
徳島・岡山のクラブ関係者が示し合わせたように同じ事言われました。

J2ですと、先程見解を述べていただきましたが、カードによっては1000人単位で彼等はやって来ます。
現在想定されるだけで、岡山、愛媛、徳島とのダービーマッチ大きな期待が持てます。

ファジアーノ岡山の関係者の話のよりますと、今期J1に昇格したセレッソ大阪戦では、スタジアムが占拠されたような錯覚に陥るほどのアウェイサポーターで埋め尽くされたとのことです。
ということで、今後の考え方として、サッカーの応援を切っ掛けにして来て下さったアウェイサポーターに、リピーターになっていただくための方策が必要ではと考えます。駅前周辺のまた皆生温泉などの宿泊施設等の観光産業、また飲食業界等多岐にわたる業界との連携が不可欠になってくるのは自明であり、交流人口の増大を図ることが、持続的な経済波及効果をもたらすということに繋がるわけです。
ここでお伺いしたいのですが、現在、ガイナーレの所管は、教育委員会の体育課が持っているのですが、こういった様々な事象を統括し、また内外へ発信していき、昇華、シンクロさせていく為には、市長部局への所管替えが必要不可欠になってくると考えるわけですが、この所管替えについての見解を求めます。

市長)今のところ、ガイナーレはまだJFLなんで、これまでどおり教育委員会体育課としたいと考えております。

松田)ちょっと聞きますが、現状ではなんで教育委員会が持っているんですか?

市長)スポーツ振興の観点から…

松田)クラブの存在に対して「活性化の起爆剤」、「地域の拠り所」という認識を持っていただいているのなら、良い意味でお互いが利用し合わなければ相互の発展はあり得ないと私は考えるものです。
ちなみにJリーグクラブのホームタウンを名乗る市で、教育委員会が所管されているまちは、全国探してもどこにもありません。
なぜならば、その他の全ての自治体は、クラブを政策的に活用することを考えているからであります。

で、現在ガイナーレはまだJFLですの、まあこれで良いのかと言えばそうでは無いと考えます。やはり先手先手を打っていかなければ、今までの米子市政で散見されてきたように気がついたときには、美味しいところは何にも残ってなかったなんてことになっちゃいますよ!!
市長、県とはガイナーレの政策的な活用について話されたことありますか?

市長)まあいろいろと話はしている。

松田)市長いろいろと言われましたが、県の姿勢は、DBSでは境港とべったり、ガイナーレでは鳥取市とべったり、市民の目線では、このように見えるわけです。なんとか善処をお願いします。市長。

話はもどりますが、アウェイチームのサポーターの件こちら等は、例えば、(財)社会経済生産性本部の調査によると、Jリーグサポーターに相当する皆さんの、旅行に対する価値観というか指向性に、アウトドアへの指向が非常に高いとの結果が出ています。

単純にこうした事を見ても、近年皆生温泉の若手有志を中心に取り組まれ、全国的にも注目を集めているエコツーリズム事業なんかとの連携を模索してみたりすることは、すぐにでも取り組むべきだと考えるのです。
また各地のJクラブのゲーム会場には、当地の観光PRブースの出展、地元物産の直売ブースが出店されるなど、交流人口の増大へ向けた機会を逃さまいと必死に自治体が取り組んでいらっしゃいます。

そうした意味では鳥取市のバードスタジアムには、まだまだ鳥取にはそういった場所は見受けられませんが、また水道局には何回も「米子の水」ブースをやっていただいていますよね?水道局長。
つまり、米子開催時にはすでにそうした態勢、土壌が出来つつあるのです。

先程も申し上げましたが、行政とクラブがもっと政策的にお互いを利用し合う関係を構築するためには、申し訳ないですが教育委員会には荷が重い。教育長いかがですか?

教育長)いまのところ、問題があるとは聞いていない。

松田)まあ、そういった働きかけを、まだしてないからですよね。ちょっと古いのですが、政府の地方制度調査会の答申にもそうした旨の記載があり、多くの自治体が既に取り組んでおるわけです。
ガイナーレ関係、広くはスポーツ行政の早急な所管換えの検討をお願いしておきます。

また、今年の米子市における嬉しい出来事として、米子北高校サッカー部の大躍進があったのではないでしょうか?
インターハイ準優勝、そしてその結果を受けて出場権を得た高円宮杯でも、浦和レッズ、ジェフ千葉のJクラブのユースチームを破るという快挙を演じてのベスト8入りという、とんでもない活躍は記憶に新しいところであると思います。
お隣の境高校も相変わらず強いですし、やはりサッカーと言えば県西部なんですよ。こういった地元の草の根の盛り上がりを無にすること無いような支援・協力態勢の構築を要望しておきます。


②関連施設について
松田)今期の昇格が持ち越しになったことで、なんとなくテンションが下がったような気もしないでもないのですが、先程述べたような経済効果等を得るためには、どうしても最低限の施設整備が必要となって参ります。

先議会でお示しになった、20億という整備費用。これについて多くの市民は、どういったデザインを基にはじいた数字なのか、どういったコンセプトのスタジアムなのか大変疑問に感じていらっしゃいます。
どういったコンセプトのスタジアムをお考えなのか、お聞かせ下さい。また、先議会以来どのような検討を行ったのか聞かせていただきたい。

市長)整備費用の試算に当たりましては、事前にJリーグより、J2基準での整備を求められており、その内容に基づいてはじいたものでございます。
具体的には、「1万人以上収容可能な観客席」、「平均照度1,500LX以上の夜間照明設備」、「ピッチの改修」などのほか、本部室、更衣室、ドーピングコントロール室などの諸室の整備でございます。

先の野坂議員のご質問にもお答えいたしましたとおり、9月の建設環境委員会の後、国の補助制度の補助採択の可能性について、鳥取県、国土交通省と協議を行っております。
防災公園の補助要件に合致する。仮に20億の施設として、国の補助が10億、残りに合併特例債を用いた場合、市としての手出し部分は4億程度と推察される。


松田)今期の昇格が無かったということで、ある意味猶予が出来たわけですから、しっかりと前を向いて協議・検討をお願いしておきます。
しかし、この財政難の折り、また政権交代によって、こうした大型建設事業の補助金の行方が不透明な中、まともなというか、しっかりとした作りのスタジアムが、現実的に出来るのか?
全国にはこんな事例もあります。
沖縄を本拠とするFC琉球では、盛り土でスタジアムを構築する工法を用いた、スタジアム構想をもっています。また6月議会でも申し上げましたが、町田市では、現在の陸上競技場に簡易スタンドを構築し、基準クリアーを図るとの計画で、既に工事に着手していらっしゃいます。
ここで聞いてみたいのですが、こうした、盛り土、簡易スタンド等の安価であるとみられる工法の検討は行ったのか、またそういった手法の実現の可能性についてうかがいたいと思います。

市長)先ほど申し上げましたとおり、J2基準では本部室、更衣室、ドーピングコントロール室等々の多くの諸室の整備が求められております。
これらの諸室の整備は、スタンド下の有効活用を想定しており、そうした場合、強度確保の関係から土盛り、仮設といった手法は困難であると考えます。

松田)そうではなくて、とりあえず現況で言えば芝生席の部分には仮設スタンドであるとか、土を盛って高さを確保するとか、考え方はいろいろあると言える訳です。
そう言った考え方で整備計画等を練ってみられても良いんじゃないかと思うわけですが、市長、今一度所見を伺います?

市長)先ほど申し上げましたとおり、いろいろな可能性を探ってみたい。
建設部長)様々な手法に関して調査研究してみます。



松田)徳島・岡山のクラブ関係者は、偶然にも米子開催を望んでいらっしゃいました。
まあリップサービスかもしれませんが、アウェイチームからの声として、「交通アクセスという観点からは、絶対に米子開催が良い」とのことでありました。
やはり我が米子市は古くから言われる「交通の要衝」としてのアドバンテージを依然持っています。
そういった意味でも米子開催というのは重要な意味があるのでは無いでしょうか?市長、ご所見をお聞かせ下さい。

市長)先ほど申し上げましたとおり、いろいろな可能性を探ってみたい。

松田)市長、マニフェストにも「ガイナーレを応援する」という項目が載せてらっしゃいますよね。また選挙に先立って行われた公開討論会では、「市民の皆さんの想いを聞きながら、新しい動きを考えなければならない時期が来るかも知れない」というような発言もあったと記憶しています。
今回の25510人もの署名が集まったということは、そういうことではないんでしょうか?
この中には、地域のサッカー少年達を含む、沢山の子どもたちの想いも詰まっています。市長、この子達の想いを無にしないで頂きたいんです。
なんとか「出来る理由」を探しましょうよ!!
私がここまでこの「ガイナーレに」こだわるのは、この地域にとって唯一の明るい光だからです。
山陰地方、鳥取県では残念なニュースが連日流れています。
そのなかで、明るい話題、未来への希望を感じることが出来るのはこれしか無いじゃないですか!!
是非とも市長、歴史に名を残してください。政治判断のもとにおいて、この施設整備にゴーサインを出していただくことを、もう何回目か判りませんが強く要望します。

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コメント

>J2基準では本部室、更衣室、ドーピングコントロール室等々の多くの諸室の整備が求められております。
これらの諸室の整備は、スタンド下の有効活用を想定しており、そうした場合、強度確保の関係から土盛り、仮設といった手法は困難であると考えます。

誰もそこまで盛り土にしろとは・・・。
メインスタンドまで盛り土にしたら
それはそれで問題でしょうが・・・w

やっぱり根本的に作りたくないんでしょうね。
盛り土なら道路建設業者でもできますから
地元企業の能力で十分対応可能なんですけどねえ。

1回市民の手でグランドデザインを
考えてみるというのはどうでしょうか?
JCが音頭を取って
各方面の専門家に意見を拝聴して
この設備で、このデザインで
この値段でスタジアムを作ることは
十分可能だということを示す。

それと市案とを対比させてみれば
面白いように思えるんですが。

投稿: 入江陽介 | 2009年12月 9日 (水) 16時10分

あなたの発言には、確かに米子市の未来を考えた筋の通っている発言であると思います。しかしながら、米子市の利点を強調して発言するあまり、鳥取市を蔑視してる(もしくは、あなた自身はそんなつもりはなくても鳥取市民にはそう感じ取れる)発言が多々見受けられ、鳥取市の一市民としては反感を覚えます。事実である点はありますが、そこまで鳥取市での試合開催はデメリットばかりなのでしょうか? 米子市議会議員である以上に同じ鳥取県民であるなら、もう少し柔らかい表現はできなかったのでしょうか? いまやガイナーレは鳥取県民のクラブといっていいくらい知名度があります。もっとクラブの経済波及効果を広域的に享受できる施策を考えていくべきではないのでしょうか?

投稿: 山茶花 | 2009年12月 9日 (水) 21時15分

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