最後に"芝生化"です。
芝生化にかかる初期投資の80%を補助するというスポーツ振興くじ助成金(トトの助成)を示し、「地元・PTAの協力態勢が整えば協力をする」という旨の答弁をいただきました。
これで各校の芝生化が加速すると良いですね。
ちょっと長いですが、お付き合いお願いします。
「校庭の芝生化について」
(松田)先程申し上げました通り、残念ながらガイナーレの今シーズンJリーグ昇格は無くなったわけでありますが、市民みなさんは「Jリーグ百年構想」をご存じでしょうか?
この構想はJリーグの理念を全国に広めようということで、Jリーグ創設時に策定されたものであります。
その理念は大きく3つあるわけですが、その最上位に以下の一説がございます。
〜あなたの町に、緑の芝生におおわれた広場やスポーツ施設を作ること〜
全国にJクラブが拡がって行く中、それに呼応するかのように学校の校庭、幼稚園・保育園の園庭の芝生化の動きがにわかに盛り上がりを見せております。
そのムーブメントの中心となっているのが、NPO法人グリーンスポーツ鳥取が提唱する「鳥取方式」というものであります。
この「鳥取方式」とよばれる手法は、ポット苗を移植するという方法で、バミューダ芝を生育させ、低コスト化を図るという、大変画期的な手法であります。この「鳥取方式」を巡っては、先般は元サッカー日本代表監督のトルシエ氏が視察に訪れるなど、今や全国から視察が殺到していると聞いております。
平成19年9月議会におきまして公明党の安田議員が同趣旨の質問を行われたわけですが、この一年間に加速度的に状況が変化しております。
ここで以下質問いたします。
①米子市内で芝生化に取り組んでいる学校の事例をお聞かせ下さい。
②現在、校庭の芝生化を対象とした助成金が多数あるわけでありますが、米子市として現時点で活用出来るような助成金があるのかお聞かせ下さい。
(安達教育長)校庭の芝生化に関し、市内の小中学校で芝生化に取組んでいる事例についてのお尋ねでございますが、
大篠津小学校が平成19年3月にPTA、児童、教職員が共同作業で校庭全面に芝生を植えておりますし、啓成小学校が本年6月に創立100周年記念事業の一環として、業者の協力を得ながらPTAと教職員が協力して、校舎中庭と校庭の一部に芝生を植えております。
次に、芝生化を対象とした助成金についてのお尋ねでございますが、
従来から文部科学省は校庭を芝生化する場合の助成措置として、「安全・安心な学校づくり交付金」によって、事業費が1000万円を超える場合に、1/3の補助制度を設けております。
また、鳥取県体育協会が実施している助成事業で「保育園・幼稚園・小学校校庭芝生緑化支援事業」があります。県内の保育園、幼稚園、小学校の中から3ヶ所程度選定し、1ヶ所あたり40万円を上限で、校庭の芝生化を支援しています。
更に、サッカーくじ(toto=トト)を運営する日本スポーツ振興センターが、地域住民のスポーツ活動に開放することを条件に、公立学校の校庭を芝生にする事業に対し、来年度から助成対象とする方針を出されており、天然芝を新たに敷く場合は、事業費の80%を、張替えや人工芝生化は75%を補助することとなっております。
(松田)現状市内では、大篠津小学校こちらは全面・啓成小学校が一部芝生化と言うことのようですが、どちらの事例もPTAや地域の協力を得ながらといいますか、実施していらっしゃいます。
ちょっと前になるのですが、大篠津小学校を見させていただきました。
トラックの内側、約2000平米がバミューダ芝、トラックの外側には野芝ということで、ほぼ全面芝の状態でした。
実はこちらの出発点は雑草対策だったそうで、学校側からPTA・地域を巻き込んだ形だったとの説明を頂きました。
また、民間経営の幼稚園・保育園でも数園が取り組んでいらっしゃると言うことも聞いております。
市内の状況はだいたい判ったわけですが、ここで県内他市の動向をお聞かせいただけませんでしょうか?
(教育長)県内他市の設置状況は、鳥取市が小学校2校、倉吉市が本年度に小学校1校を予定中、境港市が、小学校1校でございます。
(松田)他市に於いても芝生化が進んで行ってると言うことですね。
ここで平成19年9月議会で、安田議員の質問がありましたが、その後の対応を確認させてください。
①先進地視察は行かれたのか?
②PTA・校長会で議題になったのか?
③各学校の意識調査の結果
④市教委として、芝生化のメリット・デメリットの認識
以上4点ご答弁をお願いします。
(教育長)
① 視察は行なっていません。
② 校長会等で、情報提供を行なっています。
③ 平成19年9月に行なった意識調査の結果については、米子市立小中学校34校のうち、芝生化を行なっている学校が1校、芝生化をしていない学校が33校でした。その後、校庭の一部を芝生化した学校が1校です。芝生化を考えていない学校が、大部分を占めています。その理由の主なものは、以下のとおりです。
・芝生が適さない運動がある。
・多目的に使用しているため芝生が妨げになる。
・部活に支障がある。
・管理作業への負担が大きすぎる。
・維持管理費の負担が大きい。
④ 教育委員会としては、芝生化のメリットは認識しているところですが、維持管理及び使用制限等のデメリットもあることを認識しております。
(松田)残念ながら、現場としては歓迎していないと認識させていただきました。
今デメリットの部分は説明いただきましたんで、私はメリットの部分を申し上げたいと思います。
○けがをしにくい
○照り返しが抑制でき、涼しい
○ 砂埃が上がらない
○ 雑草が生えにくい
そしてデメリットの部分を要約しますと、
●芝刈り・水やり・肥料の散布等、維持労力・維持管理費がか
● 芝生が根付くまで運動場の使用を止める必要がある
● 初期投資が必要である
と言うことで、子どもにとっては非常に良いモノであるが、管理する大人にとってはやっかいなものであると一般的に考えられているようです。
ここでちょっと違った観点から質問をしたいのですが、校庭の改修工事、主に排水工事になろうと思うのですが、こちらを待っていると言いますか、今後予定されている学校は何校あるのか、また、1ヶ所の工事費用の概算をお聞かせください。
(教育長)グランドの改修を待っている学校は、小学校が5校、中学校が4校です。1校あたりの工事の概算は、約1,500万円程度です。
(松田)一校あたり1500万円かかるということですね。排水工事と言いますと、一回現状の土を全部ひっくり返しての土を入れ替え・排水設備の設置を行うということになります。
一方 芝生化をする場合の望ましい工事と必要な設備と言いますと、スプリンクラーの設置と、現状に土をオーバーコートしての勾配の調整。芝刈り機こちらはグラウンド全面になると、乗用の物が望ましいわけですが、以上のような初期投資が必要となって参ります。芝生代もいれても1500万円もあれば一校どころか3校分くらいは賄えると聞いております。
私は同じ税金で校庭の整備を行うのであれば、順次芝生化を推進した方が子どもたちにとってより素晴らしい環境が提供できると思うのですが、市としてこういったお考えは無いのか伺いたいと思います。
(教育長)校庭を芝生にすることについては、芝生の弾力性がスポーツ活動に安全性をもたらすことや強風時の砂塵の飛散防止、夏季における気温上昇の抑制につながること、有利な財源措置が創設されたことを勘案すれば、教育上の効果や環境保全上の効果は大きいものと考えます。
しかしながら、将来にわたり芝生を管理する人的な問題、維持管理経費、また、学校の校庭が多目的なグランドとして使用しているため、スポーツの種類によっては芝生に適さないものもあること等を踏まえ、十分に検討する必要があると考えます
(松田)今までの議論のなかで芝生化を推進するにあたっての最初のハードルは、初期投資であり、ランニングコスト(維持管理費)・維持管理にかかる人的な問題が続いてのハードルになるということが見えてきたわけですが、壇上での質問にご答弁いただいたように、大変有利な財源が創設され、初期投資部分の解消にはいろんな手だてが取れるようになったわけです。
ここで確認させていただきたいのですが、残る部分である「人的な問題」・「維持管理費の問題」が地域の協力体制、PTA等で解決された場合、実施する事に問題がないと解釈して良いのか? お聞かせ願えませんでしょうか?
(教育長)PTAや地域の方々の理解と協力が得られる場合は、検討を行いたいと考えております。ご指摘の問題の他に、学校の校庭は多目的なグランドとして使用しているため、スポーツの種類によっては芝生が適さないものもあり、また、芝生の養生期間は使用できないため、学校やスポーツ少年団等との十分な協議が必要と考えております。
(松田)理解いたしました。
今のトトの助成金の交付対象は「地方自治体等」となっております。
条件が整った学校に関しては、是非ご協力を頂きたいと思います。
校庭の芝生化に関しては答弁にもあったように文科省が費用の3分の1を補助する制度を設けているが、各自治体の財政難もあり、全国約4万3000の公立学校のうち、利用した学校は平成19年度までに延べ366校にとどまっていました。
しかしながら、このような助成金、実に芝生の新設においては8割補助という助成金が出てきたことにより、全国で加速度的に芝生化の動きが進んで行くことが容易に想像できるわけです。
今回の申請締め切りは 平成21年1月9日 ということですので、今からどうこうということは難しいかもしれませんが、今後、助成認定の枠も狭き門となることも考えられますので、是非とも取り残されないように、これらの状況を踏まえた上で、今一度各学校・PTAに芝生化意向調査を行うなどの調査を実施していただきたいと言うことを要望します。
さて、答弁いただいたように学校の校庭と言いますといろんなスポーツに利用されているわけですが、主な物がサッカーと野球であると思います。
少年サッカー関係者の話を聞きますと、芝生で練習を行うことによって、もちろん擦り傷などの外傷的なケガも防げるわけですが、それ以上に膝・腰などのケガが防止できる部分が大きいとのことでした。
そして、芝生のクッション性がもたらす効果として、転倒による恐怖心が薄れることによる「競技力の向上」こちらが図れるともいわれております。
また芝生化に適さないと一般的に言われてます野球の関係者には、特に低学年に於いては芝生の上で練習することは、ケガの防止に非常に効果的であり、米子市民球場のようなやわらかい土の上でなら別だが、普通のグラウンドの土の上よりよっぽど良いというような話も聞いております。
要は棲み分けを上手く行えば、なんとかなると思うわけであります。
学校の校庭の芝生化は、なにも競技場の立派な芝生じゃなくてもいいわけです。もっと極端な言い方をしますとゴルフ場の「グリーン」である必要はないわけで、例えるなら「ラフ」の部分で良いわけです。要は草におおわれて柔らかければ何でも良いわけなんです。
また先程視察を行っていないと答弁されましたが、先進地といっても鳥取市ですので、なにかのついでにでも良いので是非一度みて頂きたい言うことも要望しておきます。
先日うちの一年生のこどものクラス行事で、大山青年の家に行って来ました。
あそこには芝生の広場があるわけですが、子どもたちは現地で遊び出すと直ぐに芝生の上をごろごろ転げ回ってました。やはり「グリーンカーペット」とも呼ばれる「芝生」という環境は、子どもたちにとっては素晴らしい環境であると思います。
市内の多くの学校でもそのような光景が広がることを、
そして、野坂市長におかれては、再選の暁にはそのような政策立案をお願いしたいと言うことを申し上げしまして質問を終わりたいと思います。
最近のコメント